こんにちは、平野園(嫁)です。
先日、庭園協会千葉県支部の庭園見学会に参加してきました!
前日まで天気の良くない日が続いていたのですが、この日はちょうど晴れて見学会日和となりました(#^.^#)
庭園や植栽に関する研究をされている千葉大学藤井英二郎名誉教授にお越しいただきました。
まずは千葉県柏市にあります、『旧吉田家住宅歴史公園』です。
明治27年に作られた銅版画の資料と現在の様子を比べます。先生の調査によると現在木がない更地の所にも、確かに木を植えてあった形跡があるそうで、建物等ならまだしも植木すらはっきりと分かるということに驚きです\(◎o◎)/
昼食をはさんで次に向かったのが、千葉県松戸市の『戸定歴史館』です。
こちらは水戸藩最後の藩主・徳川昭武が住んでいた屋敷、庭園、歴史館等があります。
庭園を眺めながら、藤井先生のお話を拝聴します。
個人的に非常に興味深かったのが、年輪解析を行った資料です。
圃場で育てられた最初の数年は年輪の生長が早く、庭に移植したその先80年近くはきちんと管理され年輪の生長が非常に緩やかになっていました。
木がきちんと手入れされていたか、環境が変わった等の木の歴史を知る事ができるというのがとても面白く感じました。
庭に植えた木も、放置しているとどんどん幹も太く背も高くなってしまいますが、剪定などの管理を行うことでちゃんと生長を抑えて良い状態を維持できるということですね( ..)φメモメモ
戸定歴史館は、庭園が完成した明治期から大分姿が変わっているそうで、元の姿に復元する工事を現在行っています。今年度末竣工予定だそうですので、昔の状態が蘇った姿を改めて見に行こうと思っています(#^.^#)
今回の見学会は、歴史を感じ思いを馳せるという点でも非常に好奇心を刺激される見学会となりました!
それぞれの詳しい情報は以下でご覧ください(#^^#)(外部サイトになります)
旧吉田家住宅歴史公園(千葉県柏市):http://former-yoshida.jp/
戸定歴史館(千葉県松戸市):http://www.city.matsudo.chiba.jp/tojo/